2018年10月25日木曜日

六ツ川地域ケアプラザ総合防災訓練

10月11日(木)ケアプラの総合防災訓練を行いました。

定期的に行う防災訓練で、今回は地震から火災が発生したという設定。初期消火からデイサービスのご利用者全員を屋外へ誘導・避難するという訓練です。

特に今回は火災の出火現場がどこなのか、職員には事前に知らせないという方法で訓練することにしました。より実際に近い状況での訓練となります。

▲大きな地震が発生。職員がご利用者にクッションで頭を守るよう指示します。
今日はデイサービスのご利用者に欠席が複数あり、フルの人数に近くなるように職員が利用者の役も行いました。胸に「利用者」のゼッケンを付けて参加しました。

▲クッションでの緊急対応後、防災ずきんをご利用者にかぶって頂きます。
地震により、多目的ホール横の調理室から出火したと館内アナウンスがありました。職員はさらにヘルメットを持ち出し、屋外への避難誘導に取り掛かります。

▲火災が発生したことで更にあわただしくなってきました。
事務所職員が消防署へ火災通報しました。

デイサービスの現場からは職員が近くの消火器を手にして、調理室へと駆け出して行きます。ご利用者はひとりずつ避難を始めます。

▲職員の誘導により近くの避難出口に向かいます。

▲車椅子に乗り換えて避難

▲園庭に避難した後に点呼
▲通路側の避難の様子。
▲無事避難が終了し、屋内へ戻りました。
▲続いて職員は水消火器による消火器訓練

▲ご利用者も消火器訓練をしていただきました。
▲訓練後の講評
訓練には六ツ川消防出張所長とケアプラの防災設備点検業者の担当者に講評をしていただきました。

概ね防災意識が高く訓練もよくできている、との評価をいただきホッとしました。

実際に大きな地震の場合は、一回の揺れがおさまったところで終わりではなく余震があること。揺れている間はテーブルや椅子ごと揺さぶられ、テレビ台などが倒れることもあるが、(また揺れれば倒れる可能性があるので)それらを元に戻そうとするよりも避難を優先すること。初期消火の際は炎が自分の目線以上、天井に届くほどの高さになれば諦めて避難することなど、訓練では分からない注意点を教えて頂きました。

今回の訓練は事前に出火場所が知らされておらず、デイルームから遠い多目的ホール横の調理室で出火したと、館内放送でデイサービスの担当者も消火に協力するよう要請がありました。

女性職員が消火器を持って駆け付けるには”わあ、遠いな”、”重そうだな”と見えました。実際に火災が起これば、意外なことだらけで難しい判断を迫られることもあるだろうと思います。

小さなことですがちょっと予想外だなと思うことがあり、手順をなぞるだけの訓練で終わらなかったことは良かったのではないでしょうか。

今年は大阪府北部地震、中国地方を中心にした豪雨「平成30年7月豪雨」、8・9月に上陸した大型台風、北海道胆振東部地震と大きな自然災害が続けて起こりました。

いつどんな災害が起きても被害を最小にとどめられるように、職員一同、気持ちを引き締めて日頃から備えをしていきたいと考えています。